2012年12月2日日曜日

丸山くがね「オーバーロード2 漆黒の戦士」



異世界に転移して約1週間。アインズと戦闘メイドのナーベラルは、城塞都市エ・ランテルに「冒険者」として潜入していた。目的はこの世界の情報収集および エ・ランテルでの名声。二人は薬草採取の依頼をうけ、「森の賢王」なる魔獣がひそむ森へと向かう。同じ頃、エ・ランテルにしのびよる邪悪な秘密教団の 影…。最凶の女戦士と、偏執の魔法詠唱者が操るアンデッドの群れが鎧を纏ったアインズの前に立ちはだかる。



  web小説発のネトゲ最強物の第二巻。相変わらずハイファンタジーを感じさせる滅茶苦茶格好いい表紙になっています。個人的にはクレマンティーヌさんのビッチっぽいキャラデザインが超ツボだったり。

 今回は街に冒険者として潜入したアインズと戦闘メイドのナーベラルの話。世界の実地調査を目的に、冒険者ギルドの依頼をこなすことになった二人がとある陰謀に巻き込まれていくという流れになっており、道中で相変わらず容赦ない俺tueeeが展開されます。戦士職じゃないのにグレートソードを振り回すアインズ様カッケー。あと、森の賢王が予想外に可愛すぎて萌えた。

 それだけに街に帰ってきてからのシリアスさがかなり濃厚で、描写としてはアッサリしていたものの展開自体はかなりハード。勿論アインズとナーベラルはほとんど不利益を被ってはいないものの、その他(主に漆黒の剣)の面々が……。でも、こういう残酷というかダークな展開もこの小説の魅力なんだと思う。

 web版と比べても話の流れが大きく変わっていて、それだけにこの幕引きは卑怯。次はおそらくシャルティアメインの物語になるのかな。うーん、春が楽しみだなあ。


 

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