古代インド哲学・仏教・老荘思想・禅…、あらゆる東洋哲学は、融合と変質を遂げながら、なぜ東へ東へ伝わり、日本にたどり着いたのか?
釈迦・龍樹・老子・道元…、「真理(最強)」を自称する、恐るべき東洋の哲人たちが起こした奇跡とは?
とことんわかりやすい言葉で、哲学の面白さを存分に伝える、最強ナビゲーター・飲茶氏による、待望の東洋哲学入門書。
大反響を呼んだ『史上最強の哲学入門』に続き、今回も「バキ」シリーズで絶大な人気を誇る板垣恵介氏がカバーイラストを描き下ろした。
「え? なんのために東洋哲学は「東」に向かったかって?
そんなの決まっておるじゃろう?
おぬし(読者)に会いにくるためじゃよ!!」
哲学書界でもっとも漢気溢れた表紙であった前作に続いて、今回の表紙もバキの板垣恵介先生が担当です。前作が西洋哲学オンリーだったのに対し、今作はタイトル通り東洋が舞台。なんか本が妙に厚いなーと思えば、なんと400ページ(前作は280ページ近く)超えで、圧巻のボリューム。
まだ一通り読み通しただけで、詳しいことはかけないんだけど、今回もやっぱり非常にわかりやすい。この人の本って、(理解しやすい)入門書としては最高の部類にはいるのではないだろうか。
文体が妙に軽かったり、たまにバキネタが入っていたり、江頭2:50の名言が飛び出したりと楽しみながら読めるので、前作が気に入った方ならまず購入して間違いないかと。あと次回予告も書いてあって、ウィトゲンシュタインや西田幾多郎、スピノザなどの西洋哲学者と今回登場した東洋哲学者による対談バトルらしい。そっちも滅茶苦茶楽しみ。
ちなみに章立てはこんな感じ。
・インド哲学 ヤージュニャヴァルキヤ
釈迦
龍樹
・中国哲学 孔子
墨子
孟子
荀子
韓非子
老子
荘子
・日本哲学 親鸞
栄西
道元
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