「“灰色狼の末裔”に告ぐ。近く夏至祭。我らは子孫を歓迎する」不思議なその広告を見たヴィクトリカは夜、学園を抜けだし山間の小さな村にやってきた。時が止まったようなこの地で、またも起こった惨劇。それは、かつて彼女の母・コルデリアが巻き込まれた事件と呼応するかのように続いてゆく。そして、最後にヴィクトリカが見抜いた真実とは…!?直木賞作家がおくるダーク・ミステリ待望の第2巻登場。
直木賞作家、桜庭一樹のミステリーシリーズ第二弾。ちょっと前にアニメ化もしてましたよね。ちなみに一巻はずいぶん前に読んだので、正直、前巻の内容はあんまり覚えてなかったり。
今回はホームズ役であるヴィクトリカ嬢の母君についてのお話。トリック自体は予想が付くレベルのものだし、ミステリーマニアには物足りないかもしれないけど、少年少女の微妙な関係を描いたライトノベルとして見るならば大満足。
最近のライトノベルもキスとかエロいハプニングみたいな下品な要素なんていらないから、こういう微笑ましくなるような恋愛(未満な)関係を描いて欲しい。
今後の二人の関係についての複線も張られてたし、次巻以降が気になるところ。三巻もすでに手元にあるので早めに読もうと思う。
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